霊視ってどんなこと?いったい何が見えているの?
霊感占いや、ちょっと怖そうな心霊番組などを見ている時に出てくる「霊視」という言葉。なんとなく霊を見ることなのかな、と予想はつきますが、実際に霊視とはどんな能力で、行っている人には何が見えているのか、詳しく探ってみることにしましょう。
霊視とは
霊視とは、通常肉眼では見えないものを見ることを言います。見えないものの中身は、いわゆる霊だけではなく、オーラ、過去や未来、遠方の風景やその場にいない人物、物体等も含まれ、時には身体の中にある病が見える場合もあります。そんなものが見える人が本当にいるの?と疑いたくなりますが、それだけ霊視のできる人物は少なく、この能力を持っている人は霊能者と呼ばれています。霊能者は霊視によって見えたものから通常知ることのできない様々な情報を読み取ることができるので、霊視能力は占いや相談の場などで活用されています。
どんなふうに見える?
霊視で見えているものは説明しましたが、霊能者には実際、何がどのように見えているのでしょうか。普通は見えないものを見るという感覚。それは、霊視という大きなくくりはあるものの、「決まった形があるわけではなく、人によって見え方が違う」のだそうです。視界の中に映像が現れるという霊能者もいれば、霊視するもののところに自らの霊魂を飛ばすという霊能者もいます。しかし、多くの霊能者の共通点をまとめると、霊視とは「頭の中にあるスクリーンに映されるものを、目を使わずに見ている感じ」のようです。霊能者としても有名な美輪明宏さんは、「人が何かを思い出す時と同じような見え方がする」と表現しています。パソコンの画面を眺めている時に、ふと先週友達と行った遊びに行ったことを思い出しその映像が頭の中に浮かんでくるように、霊視は思い出をよみがえらせることに似ているそうです。ちなみに、思い出が一瞬にして時間を越え出てくるように、霊的な世界では時間や空間が存在しないため、過去、現在、未来が流れに関係なく見えるのだそうです。
私たちにも霊視能力が!?
実際何かに役立てられるレベルの能力を持つ霊能者は、前述した通りとても数少ないです。しかし意外なことに、私たちのような普通の人でも霊視を行っていることがあるといいます。もっともポピュラーなのは夢にまつわる話で、単に夢を見たと思っていることでも、実はそれが霊視の映像だった、という場合があります。他にも、ぼんやりしている時にふと思い浮かんでくることが霊視だということも。どちらも、ほとんどの場合何も気にせず忘れてしまいますね。ですが、こういったものに意識を向けることが「霊視力」を高めて行くことに繋がるそうです。もし自分で霊視ができるようになれば、人生の様々な局面でその力が自らを助けてくれるでしょう。
インチキには気をつけて!
最後に、霊視にまつわるインチキの話を。霊感や霊視といった、「霊」が関係するものにはやはりインチキも少なくありません。特に霊視で多いのは、困っている人に対して「悪霊に取り憑かれているけれど、×××を買ってお祓いをすれば大丈夫」や「先祖の霊の供養が足りないから悪いことが起きる。××先生に供養を頼みなさい」など、祈祷や除霊、供養を必要以上に勧めて、高額な金銭を取っていくケースです。こういったものを霊視商法といい、悪徳商法の一種ですので、引っかからないようくれぐれも気をつけなければいけません。本物の霊能者を見分けるための霊視能力がほしいところですね。