霊能者の霊感と霊視

本物の霊感

霊能者

あらためて「霊感」というと、一般の方の中にも「私は霊感が強いから幽霊を見たことがある」などと言う方がいます。確かに霊感については、一説に「多かれ少なかれ誰もが備えているもの」という意見があります。実際、「虫の知らせ」や「予知夢」、「デジャヴ」などは、多くの方が経験していることでしょう。しかし、心の中や今後の展開、問題の解決法まで頭の中に浮かんでくるのが、本物の霊感です。「霊能力」と言い換えた方が適切でしょう。

一方、「霊視」となると、できるのは特別な能力を持った霊能者だけというイメージがあります。そのイメージ通り、霊視には高い霊能力が必要になります。霊視のレベルにも差があり、高い霊能力の霊能者ほど、鮮明かつ詳細に霊視することができるものです。霊視できるのは、他者の心の中、過去、現状、未来など、視界に入らないもの、形のないものまで視えなければ、本当に霊視ができるとは言えないのです。

霊感という能力

霊感とは霊能者が持つ、精神で事実や霊的なものを読み取る能力のことです。一種の直感力とも言えますが、その的中率が高く、詳細までわかってしまう人が霊能者もしくは霊能力者と呼ばれています。

霊感でわかることの基本は、過去の出来事、現在の状況、問題の解決方法、未来の状況などです。霊視と異なるのは映像などで視えるものではなく、頭にひらめいて肌で実感できるのが霊感です。格の高い霊能者になると、霊界や相手の魂とコンタクトを取り、知りたいことを掴める者もおります。そのレベルの霊能者では、守護霊や背後霊とも対話でき、問題の原因や解決法を聞くことも可能です。

幽霊を見たり、勘がよく当たったり、相手の気持ちが読み取れたりする方もいるでしょう。そういう方は「霊感がある」と言うよりも「霊的な感性が鋭い」と言った方がいいかもしれません。霊感を高めることは難しいものですが、それでも、瞑想などによって「霊的な感性」を磨くことは可能です。

霊視能力

霊視とは視界に入らないものや形のないものが、映像として視える能力のことです。肉眼を使って事象を視るのではなく、「頭の中のスクリーンに霊的ビジョンが映し出される」と表現する霊能者が多いようです。

霊視の視え方も、徐々にスクリーンに霊視の対象物が映し出されていく場合と、突然ハッキリ映像が降りてくるように視える場合があります。霊視で視えるものは、過去の行動、他者の容姿、住居や職場などの環境、他者の心情、今後の展開、問題の解決方法、未来の状況などです。「霊感」と異なるのは、ひらめきだけでなく、はっきりした映像を伴って視えるのが「霊視」の特徴です。

霊能者ではない一般の人が霊視をするのは極めて困難です。夢を見るのが霊視の一種だという説がありますが、霊視と夢は全く無関係というわけではないものの、根本的に違うものです。ただし、人は時に見えるはずのないものが見えることもあります。そういう場合は、見ようとして見えるものではなく、何かしらの不思議な力が働いたとしか言わざるを得ません。

霊能者の占い

霊能者とは、霊的な世界と交流することができる特別な能力を持っている人のことを指し、人間の世界と霊的な世界の間を取り持つ重要な役割をしています。霊能者たちが持ち合わせている特別な能力には霊感や霊視、霊聴や透視などといったものがあり、それぞれの能力を使って霊界と接触を図り、時には自分自身の身体に霊的な存在を一時的に憑依させ、お告げや語りかけをさせたりすることもあります。こういった、一般的な人が持ち合わせていない霊的な世界と接触できる能力を使い、人々の様々な悩みを占い形式で解決へと導く活動を霊能者たちは行っているのです。

占術的にはいたってシンプルな占い方法なのですが、逆に言えば全ては霊能者が持ち合わせている能力の高さに掛かっていると言えるので、より的確なアドバイスが欲しいと思う場合は、依頼する霊能者をよく比較する必要があると言えます。相談者の悩みをあえて告白する必要はありません。すべて霊能者たちには視ることができるのです。電話で占いなんて本当にできるのか半信半疑の方も多いと思いますが、特別な能力を持っている霊能者だからこそ成し得ることができる占いもあるのです。